2017年1月15日
新年を迎え、年末からお正月にかけての慌しさが落ち着くころ、
にわかにまたちょっとした「ざわつき」が入船市場には毎年起こるんです。
その「ざわつき」の原因はというと・・・
これが「ざわつき」の源なんです。
「立春朝搾り」はその年一年の幸運と繁栄を招く縁起酒。
「無病息災」「家内安全」「商売繁盛」を祈願します。
肝心の味わいも「絶品」のひとこと!
まるで大吟醸のようなフルーティな香味と、飲みやすい口当たりの良さ。
女性の方や普段お酒をあまり飲まない方にも評判の日本酒なんです。
前日の2月3日の節分の日(季節を分ける日)に豆まきをして
邪気を払い、新年を迎えるような新たな気持ちで春を迎えてきました。
そんな春の産声を聞く日が立春の日です。
あらゆる生命が活動を始める春。この春のはじまりにふさわしい、
春の祝い酒が「立春朝搾り」です。
「立春朝搾り」の特徴は、何と言っても立春の日の早朝に搾り上がったばかりの
できたての新酒を、その日の内に呑むことができることです。
朝できたお酒を晩に呑む訳なので、劣化するヒマもありません。
そんな超新鮮な「立春朝搾り」。搾り上がりが2月4日と決まっている為、
できあがりが早過ぎたり遅くなったりしないよう、完璧な管理と微妙な調整が
必要となり、「大吟醸より神経を使う」という、杜氏さん泣かせのお酒なのです。
杜氏さんや蔵人達が苦労して造った「立春朝搾り」をその日の内に
みなさんに呑んでいただく為に、ラベル貼りや箱詰めなどの作業を
われわれ酒屋がみんなで力を合わせて行います。
作業がひと通り終わると、神主さんが来蔵しお祓いを受けます。
造る人、運ぶ人、呑む人・・・とにかく「立春朝搾り」に関わった
全ての人の無病息災、家内安全、商売繁盛を祈願します。
こうして早朝からのひと仕事を終え、
清々しい気分で生まれたての「立春朝搾り」をそれぞれの酒屋へ持って帰ります。
カテゴリー:立春大吉の酒
2016年8月27日
熊本の名物といえばいろいろありますが。
スイカ、からし蓮根、いきなり団子、タイピーエン、赤牛、
そして何より酒呑みとして忘れてならないものが、馬刺しと球磨焼酎では
ないでしょうか!?
あっさりヘルシーな馬肉ですが、口の中に広がる旨みと甘み、霜降りのトロっと
とろける食感もたまりません。
そしてその馬刺しのお供は、もちろん球磨焼酎しかありません。
ただ球磨焼酎といっても、味わいのタイプはさまざま。
入船がセレクトするのは、飲みやすくも深みがある味わいの
「黒麹かめ仕込み 時代蔵八」。
馬刺しの旨みと甘みを「黒麹かめ仕込み 時代蔵八」がはじめフワっ~と包み込み、
しだいに馬刺しととけあうような感覚です。
馬刺しも旨かし、焼酎も最高っ!
んん~しあわせ!
そんな酒呑みのオススメする熊本名物でした。
カテゴリー:焼酎
2016年7月27日
梅雨明けしたとたん、連日真夏日の熊本です。
仕事はオフ。
天気は良好。
急に思い立ったかのように、久々に菊鹿町の葡萄畑へ。
青々としたのどかな山間の田園風景をのんびりとドライブです。
んん~
気持いい! (冷房の効いた車内は快適ですね!)
店から車で30~40分、菊鹿町小伏野地区の平川さんの畑に到着。
うぉっ!
暑っちぃ!
でも、山間を時折吹く風は爽やかで気持ちいいです。
シャルドネもこんなに見事に育ってます。
素人が見ると、もう収穫してもよさそうなくらい。
でもあとひと月くらいは、待たないといけないみたいです。
その間、台風など邪魔がはいらなければいいですね!
しばらく畑を回っていると、こんな不思議な光景に遭遇。
靴を洗って干しているにしては、ちょっと違う気が。
それにバケツと靴の間にはネジのようなものもちらっと見えてきます・・・
答えは、葡萄の木の上の方を手入れするときに、
このバケツと靴が一体化したスーパーシューズを履くそうです。
ほっ~! なるほど。
これなら簡単に移動しながら作業ができるって訳です。
しかし、よく手入れがされた畑です。
葡萄農家の平川さんの努力と情熱があってこそなんですね。
この葡萄でできたワイン。
おいしい訳です!
菊鹿町のシャルドネを使ったワイン。
カテゴリー:ワイン
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